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地震による家の傾きを修正!山梨県の施工事例をご紹介

山梨県山梨市でおこなった地震による家の傾きを修正する施工事例を取り上げ、用いた工法やスケジュールを詳しくご紹介していきます。併せて、家の傾きの原因や傾きがある場合の弊害についてもお伝えします。

どうして家が傾くのか

家が傾く原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

1,地盤沈下

安定しない地盤の上に家を建てた場合に、時間の経過とともに建物の重みでだんだんと地盤が沈んでしまいます。そのほかにも、地震による地殻変動や、地下水の抜き取りなどが地盤沈下を引き起こすケースもあります。

 

2,液状化

地震の振動により、地盤の水分が流出して液体のような状態になり、家が傾いてしまうというものです。元々地盤が弱い地域で起こりやすい現象ではあるものの、現状の国の法律ではきちんとした液状化対策が盛り込まれていないことは大きな問題と言えるでしょう。実際に能登半島地震以降、液状化被害の相談が多発しているという報告があります。

 

3,老朽化

木材の腐食や鉄筋のさびなどは、建築年数が重なるごとに進行していくものであり、結果的に家の強度の低下に繋がります。

家の構造がだんだんと劣化し、傾いてしまうという事態を引き起こします。

老朽化に関しては、地震のように突発的に発生するものでないため、定期的なメンテナンスや不具合がある場合の点検などを行うことで、未然に防ぐことができるでしょう。

 

4,構造的な問題

強度不足や、設計ミスなどのような欠陥住宅の場合、のちのち家が傾いてしまうということがあります。

素人目で見た場合には欠陥に気が付くことが難しいことから、定期的に専門家による点検が必要とされます。特に、傾き等の不具合を感じたり、経年劣化というには早すぎる段階でのトラブルなどが発生した場合には、早めに調査依頼を行いましょう。

 

家が傾くことによって起きる事

続いては、家が傾くことによってどのような弊害が生じるのかについて見ていきましょう。

  1. ドアや窓の開閉の不具合
  2. 雨漏り
  3. 外壁が割れる
  4. 隙間が生まれ、気密性や断熱性が悪くなる
  5. 身体的な異変を感じる

 

家の傾きは建物への影響もさまざまにあるほか、住んでいる人にも大きな影響を与えます。

傾きの感じ方は、家の傾きの程度や個々人により差があるものであり、一概には言えませんが、下記のような症状を引き起こす可能性があります。

まずはじめに軽度の症状としては、めまいがする、頭痛が起こる、肩こりや腰痛が続くなどといったものです。家の傾きが大きくなっていくことや、敏感に変化を感じ取りやすい人の場合であれば、前述の症状が重症化したり、睡眠障害や食欲不振、吐き気といった重度の健康被害を引き起こす可能性があります。

さらに、心身の不調により不安やストレス、鬱など精神的な症状に発展するリスクもあります。

 

家の傾きは放っておくとだんだんと悪化していく可能性が高いです。したがって、何らかの異変に気が付いたらできるだけ早く対処することで悪影響を最小限にとどめることに繋がるといえるでしょう。

家の傾きの角度はどこまでが許容範囲?

それでは、家の傾きはどこまでが許容範囲だといえるでしょうか?結論から申し上げますと、一般的には新築住宅の場合であれば3/1000以内(0.17度以内)、中古住宅の場合であれば6/1000以内(0.34度以内)が許容範囲だとされています。

これは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」および「国土交通省告示」に記載されています。

ただし先にもお伝えしたとおり、傾きの感じ方は個々人により違うために、範囲内であっても何らかの体調不良を感じたりすることがある場合や、一部の部屋のみが傾きが大きくなっているような場合などもなります。

したがって、許容範囲に関してはあくまでも目安として捉えることが重要になります。

地震の被害に遭った住宅の傾きを直す方法

続いては、地震によって住宅が傾いてしまった場合に傾きを修正する方法についてご紹介します。

アンダーピニング耐圧盤工法

建物の基礎の下を掘削して、杭を打ち込み新しい基礎を作って補強するという工法です。

強い地盤まで杭を打ち込むことにより再沈下のリスクを低くして、建物の傾きを直し、将来にわたって安心して住み続けられるようにすることが可能です。

ただし、アンダーピニング耐圧盤工法の場合、元々の地盤が安定しているということが条件となります。

アンダーピニング耐圧盤工法のメリットとして、

  • 再沈下のリスクを軽減することができる
  • 1ミリ単位の精度の高い修正が可能
  • 家に居住した状態で工事をすることができる
  • 狭い場所でも工事が可能
  • 基礎の種類に関わらず施工することができる
  • マンションやビルのように建物が重い場合でも施工可能

などが挙げられます。

 

一方で、デメリットとしては、

  • 費用が高額になる
  • 工期が長い
  • 施工業者が限られる
  • 元々安定した地盤であることが必要

 

などが挙げられます。

 

地盤ロック工法

強度の強い地盤ロック材により地盤を改良して、液状化や地震に強い地盤に改良する工法です。

地盤ロック工法により、再沈下のリスクを軽減させるほか、もともと地盤が安定していない場所であってもアンダーピニング耐圧盤工法を効果的に施工することが可能となります。

 

地盤ロック工法のメリットとして、以下のことが挙げられます。

  • 再沈下や液状化に強い
  • 狭い場所でも施工可能
  • 将来的に売却時には資産価値が上がる
  • 居住したまま工事することができる

 

実際の施工スケジュール

続いては、山梨県山梨市で行った施工事例を取り上げ、具体的なスケジュールなどをご紹介していきます。

今回のケースは、地震によって建物が傾き、建具やサッシの開閉の不具合などが発生している状況の改善依頼でした。

調査の結果、傾斜地の盛土部分に約10センチの傾きが見られたことから、「アンダーピニング耐圧盤工法」および「地盤ロック工法」を用いて、今後の地震にも備えた施工を行いました。

 

[1日目]挨拶、搬入、機械準備

[2-4目]準備、養生 床下堀削、片付け

[5-6日目]耐圧、堀削、溶接

 

掘削
耐圧盤設置

 

[7-8日目]ジャッキアップ、片付け

耐圧盤圧入

 

[9-10日目]束交換調整、建具調整

 

[11日目]高さ確認立ち合い

 

[12-13日目]埋め戻し、グラウト、清掃

養生
グラウト注入
グラウト

 

[14日目]建具調整、補修、清掃

 

束補修

2つの工法を施工していることから、2週間という比較的長い工期となっていますが、居住した状態で工事を進められる工法であることから、依頼主様への負担は最小限にして将来を見据えた安心できる住居を取り戻すことができました。

近年は、日本のさまざまな地域で大きな地震が発生していることもあり、地盤を改良して強いものにすることは特に一度地震の被害に遭われた方にとっては非常に重要な要素となるでしょう。

まとめ

今回は、家が傾く原因や家が傾くことによってどのような不具合、不調などが発生する可能性があるのかについて取り上げました。

また、実際に地震によって家が傾いてしまった事例を取り上げ、施工内容やスケジュールなどをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

お伝えしたように、家の傾きの原因としてはさまざまな可能性が挙げられます。

なんとなく、家にいる間に違和感を感じたり体の不調を感じることが出てきたらまずは一度建物の調査を依頼してみましょう。

まずは、ボールを転がしてみたり、傾きを図るアプリなどを用いて簡単に自分で家の傾きを調べてみるというのも良いでしょう。

 

家の傾きは放っておくと、傾き自体がだんだんと大きくなっていったり、それに伴い健康被害も大きなものとなる可能性があります。

西川は、家の傾きを専門に取り扱う業者であり、傾きの原因や状況に合わせた施工を提案することが可能です。

業界最安値を目指し、お客様のニーズに合わせたご提案を心がけています。

家の傾きに関する不安や悩みがあれば、まずは一度ご相談ください。

西川がお客様に寄り添って、親身にご対応させていただきます。