熊本県益城町宮園にお住いのY様から家の傾き調査などをする無料診断のお問い合わせがありました。
Y様のお宅には昨年から何度か当社のチラシを配らせて頂いていたのですが、家の前の道路に
側溝を造る工事が予定されていたため、家の傾きなどの工事に関してはずっと保留にされていたそうです。
今回は側溝の工事も概ね終わった様なので、以前配ったチラシを見てご連絡下さいました。
無料診断の時の聞き取りでお伺いした内容は以下のようになります。
・築年数は約6年
・罹災判定は半壊
・震災前は傾きはなかった
・体調不良はないが、傾きを感じる
・ドアや窓に不具合がある
・お風呂の排水が悪い
・家の前には川、裏には用水路が流れているので地盤が心配
・駐車場などの外構工事は別会社に依頼予定
家の傾きを調査したところ、最大で63mmの傾きがありました。
排水が悪いと仰っていたお風呂場は、対角で15mmの差があり、中央にある排水溝とは逆方向に下がり
がありました。
15mmの傾きが排水の流れが悪くなっている要因の一つだと考えられますとY様にはお伝えしました。
家の前にある立派な門や塀も大きく傾いていて、玄関前のアプローチや駐車場も地盤陥没により
割れていたりヒビが入っていました。
これらの復旧や補修工事もこれから行っていく予定だとお話しして下さいました。
家の傾きの許容範囲(家の傾きと瑕疵が存在する可能性)
新築の住宅でも+-5ミリで10ミリまでの家の傾きは許容範囲として認められていること、
また、国土交通省が定める「品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」では建物の勾配(傾き)が、
・10Mで30ミリ未満だと【構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性が低い】
・10Mで30ミリ以上60ミリ未満で【構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性が一定程度存する】
・10Mで60ミリ以上だと【構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性が高い】
とされていること。
少し分かりやすく言うと、人によっては10メートルの距離で15ミリの傾きがあると
気分が悪くなったり、めまいがしたり、違和感を感じたりなどの体調不良がでる。
また、建物に10Mで30ミリ以上の傾きがあると建物のドアが自動で開いてしまうなどいろいろな箇所に
不具合が生じる。
家に傾きがあると考えられるポイント
◇めまい・頭痛・吐き気などの体調不良
◇ビー玉など物が転がる
◇ドアや窓の開閉がしづらい
◇ドアや窓を閉めたときに上部もしくは下部に隙間がある
◇ドアが勝手に開閉する
◇歩くと床がギシギシ鳴るようになった
◇壁紙にシワやヒビがある
◇埋め立て地、盛り土をした場所に家が建っている
◇近隣で家の傾き直し工事をしていた
◇タイルにヒビがある
◇基礎や犬走、駐車場などのコンクリートにヒビや割れがある
◇庭などの地面にヘコミ(陥没)がある
◇排水の流れが悪くなった
補助金の申請受付は平成31年3月までの予定です
家のことや地盤のことなど、少しでも不安に思うことや心配なことがある方はご連絡下さい。
フリーダイヤル 0120-949-939
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