以前当社が配布したチラシをご覧になり、熊本市南区日吉にお住いのF様から当社にご連絡がありました。
当社が無料で行っている家の傾き調査をご希望との事で、先日調査をしてきました。
F様の家は、築年数が約5年のベタ基礎で、建築面積が57.96㎡、最大沈下が57mmで罹災判定は一部損壊
です。
無料調査の時の聞き取りで、奥様は数か月前に当社のチラシをご覧になり、連絡をするかしないか大変
迷われていたと仰っていました。
奥様は家に傾きを感じるそうですが、体調面や生活に支障がない事、以前役所や保険会社の人が家の
傾きを測った時にあまり傾いていないと言われた事、ご主人様もあまり傾いていないと言っている
事等から、このままでもいいのかなと思い迷っていたそうです。
家の傾きを測ってみると、最大で57mmの傾きがあり、それを奥様に伝えたところ大変驚かれて
いました。
以前の記事 家の傾きに対する認識 でもお伝えしましたが、役所や保険会社の人は、短い距離で
の傾きの数値だけであまり傾いていないとお客様にお伝えする事があるようで、その言葉を信じて自分の
家はあまり傾いていないと認識される方もいます。
F様も以前測ってもらった時は、短い距離での数値だったと仰っていました。
当社のように家全体の傾きを測り、家全体で一番下がっていない計測ポイントと、
一番下がっている計測ポイントで見た場合、今回のF様のようにあまり傾いていないと思っていたのに
実際は大きな傾きがある事があります。
家の傾きには許容範囲があります。
実は、新築の住宅でも+-5ミリで10ミリまでの家の傾きは許容範囲として認められています。
また、国土交通省が定める「品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」では建物の勾配(傾き)が、
・10Mで30ミリ未満だと【構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性が低い】
・10Mで30ミリ以上60ミリ未満で【構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性が一定程度存する】
・10Mで60ミリ以上だと【構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性が高い】
とされています。
少し分かりやすく言うと、10Mの距離で30ミリ未満の傾きであれば、家のドアが自動で開いて
しまうなどの不具合はあまり生じす、建物に10Mで30ミリ以上の傾きがあると建物のドアが自動で開いて
しまうなどいろいろな箇所に不具合が生じてきます。
10Mで60ミリ以上の傾きがあると、建物に大きな負荷が掛かっている状態となります。
ただ、10Mで15ミリの傾きがあるだけで、人によってはめまいや気分が悪くなるなどの体調不良に
なることがあります。
以前、あまり傾いていないと言われた方や、体調面や生活に支障がない方も、ぜひ一度当社で無料の
家の傾き調査をされてみてはいかがでしょうか?
見積りまでは無料です。
家全体の傾きを把握することで、より安心して暮らせるようになったり、家の傾き直し工事を検討する
判断材料にもなります。
お気軽にお問合せください。
フリーダイヤル 0120-949-939
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